気持ちよく目覚めた朝。たまには早朝の散歩もいい。少しだけ冷たいこの時期の潮風を感じながら海を眺める。頬で風の圧力を、目で風の方向を、鼻で風の香り、耳で風の声、大きく深呼吸すれば風の温度さえわかる。人間て素晴らしい。飛んでる鳥だって、きっと同じ。漁から帰ってくる小舟。まっすぐ港内に入ってくる。大漁なのか、不漁なのか、船頭ひとりの知るところ。かなり年配の漁師だ。しかし、船の軌道がとても若々しい弧を描く。それが、何となくかっこよく見えた。きっとあの船、大漁だな。。
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