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[ 寿司と地魚料理 大徳家 ]

タカッパって知ってる?

2009年10月30日

南房総には、タカッパという魚がいます。決してカッパの仲間ではありません。
正式名は『タカノハダイ』。伊勢エビ漁の際、網にエビと共にたくさん掛かったりもします。
ただ、この魚は磯の香りが強く、磯臭くて食えないとか、
タカッパの小便タレとかかなり地元でもバカにされています。

魚体はヌルヌル。尻尾の模様や色も何となく旨そうな感じじゃないな。
でも、こういう嫌われている魚でも将来は価値が出ることだってあるし、
やっぱり食べてみないことには・・・というわけで。


三枚に卸して、綺麗に皮を取りのぞき、身だけにしてみました。すごく綺麗な身なんです。
それだけ見たら名前の通り、立派な鯛の仲間。

身が硬いので薄く切って食べてみました。身だけにすると多少の香りはあるけど、
よっぽどその香りが嫌いな人じゃなければ、許せる範囲です。
冬期には臭みも抜けて美味という人がいることも確か。

ただ身だけにするまでの過程が大変と言えば大変。
まな板までも磯の香りが・・・、そして内臓も早く取らないと更に強烈。
まぁ嫌いな物のない私としてはOKなんですが、お店(大徳家)で使うかと聞かれれば、NGです。
タカッパ君、ごめんよ。個人的に、まかないで食べます。



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