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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2011年2月15日
№222ウォッチング早春のバードウォッチング
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ツグミたちが餌さがししている姿を観察

2月のウォッチングは、早春の大房にバードウォッチングに出かけました。
まずは、双眼鏡の使い方のレクチャーを受ける参加者の皆さん。双眼鏡についている数字はどんな意味なのか?この日、準備した双眼鏡は「8×25」と「8×30」の2種類。8×30だから、掛け合わして240倍の双眼鏡?いえいえ、倍率は左の数字。2種類とも8倍だそうです。では右の数字はというと、対物レンズ(双眼鏡の先側)の直径を表しているそうです。そこから、「ひとみ径」という双眼鏡の明るさを計算することができるそうですが、興味のある方はお調べになって下さい。
ウォッチングでも久しぶりの大房です。遊歩道の入り口で富浦湾を眺めます。双眼鏡は鳥だけでなく風景も楽しめます。富浦の山々の向こうに、先日降った雪で薄っすらと白くなった富山もきれいに眺めることができました。もちろん、木々の新芽の膨らみも観察することができ、春は着実に近づいていることがわかります。
この季節は、渡り鳥や食べ物を探す鳥たちが多く見ることができます。特に運動広場の園地では、たくさんの鳥たちを発見することができます。ツグミは微妙に色どりが違うそうです。アカハラにシロハラ、そしてハクセキレイ。カワラヒワはスズメ位の大きさで羽についた黄色の斑がとても特徴的です。藪の中ではウグイスが「チャッ、チャッ、チャッ」と鳴いています。これは警戒時に鳴く「笹鳴き」というそうです。メジロの美声も聞こえ、椿の木の上でピョンピョンと動き回る姿を発見することができました。スズメ島にはウミウたちがたくさん生息していて、白い糞が岩肌を真っ白にしていました。
この日、参加者たちは上を見たり、遠くを見たり、いつもとは違った視点で大房を歩きました。

次回のウォッチングは、3月12日の土曜日。同じく大房岬で春の野草を味わいます。
集合は富浦の元気倶楽部、出発時間は朝9時です。ぜひ、ご参加ください。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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