5月の土曜学校は、この季節でしか体験することができない「さくらんぼの味くらべ」。
富浦地区の大房には4種類の桜の木があります。ヤマザクラとソメイヨシノ、オオシマザクラ、そして八重ザクラ。
この日の土曜学校は、改良された品種ではない「本物の味、自然の味」を自分の舌で確かめました。
オオシマザクラが一番美味しくなる品種。ガイドの先生が進めると一斉に子ども達の手が伸びます。赤から黒く熟した実をおそるおそる口に運ぶ子ども達。
熟した実に当たった子からは「美味しい!」の声。少し早かった子からは「にが~い。」の声が上がります。今年の子ども達は、苦くても次の木の実にチャレンジします。
すると、一人の子どもが美味しい実の見つけ方を発見しました。「黒くてシワシワの実が美味しい!」そう、同じ木でも黒くなっただけでは熟し方が足りない実もあります。子ども達はそれを頼りに美味しい実を探し、唇を紫色に染めながら、さくらんぼの味を楽しみました。
第二展望台ではクワの実が色付き、エビヅルは花を付けていました。自然の恵みを味わうことのできる子ども達が増えることを願います。