水道水の供給停止は自然災害を想定すると常に想定しなければならないと思います。これまでの3・11のみならず、阪神淡路でも長期間の断水はありました。
そこで、最初に経験するのが「飲み水確保」「トイレ問題」です。飲み水は給水活動で何とかなりますが、トイレは我慢することが多くなり、体調を崩すことはよく知られています。今回は家庭内での生活です。今の水回りの機器は便利でスマートですが、ほとんど停電や断水を想定していないものです。「文明が進めば進むほど災害時の影響は大きい」と明治の科学者である寺田寅彦氏は述べています。
お風呂も水道法の改訂で、以前の「追い焚き」機能が現状では使用できないものが増えています。大災害多発時代に「生きる力」が今回も試されています。自助・共助・公助を組合せ、創意工夫で乗り切るための提案その④です。