「歴史の郷へ応援団三原」は、南房総市和田町小川にある「内郷やぐら群」の保全作業を地元青年有志らと共に行った。「やぐら」は、横穴式の中世武士階級の墳墓・供養施設で中世の鎌倉文化が水運などにより房総半島と一体となっていた事を示す重要な遺跡と言われている。「内郷やぐら群」は、浮彫五輪塔を彫り込んだやぐら群の代表として、県内重要やぐら調査が平成24年にに行われている。
近年の大雨や台風による土砂の流入や倒木、樹木の成長などにより著しく保全が懸念されていることから、市教育委員会に相談、注意事項等を確認し作業を行った。
9月6日に事前作業、7日に供養や作業の安全の為の祈祷、8日に地元青年有志とメンバー及び協力者8名で残暑の厳しい中無事作業を終えた。
「内郷やぐら」は大日尊として崇められていたとの伝承もあり、近くの住人の方も手を合わせていた。
「歴史の郷へ応援団三原」は、9月29日(日)に、「房総・安房のやぐら」をテーマに歴史セミナーを開催する。