南房総市の和田コミュニティセンターで三日間にわたって開催されました、安房初めてのの試み「夏休みこども落語教室」。その最終日は「キッズわだうら寄席」と銘打ち、受講した子供たちの発表会が開かれました。
何とご家族はもちろん、この会を聞きつけた地元の方で予想を上回る大盛況のお客様が見守る中、子ども達は初高座に上がりました。高座に上がっている間は、自分にみんなの視線が集中します。主役も脇役もみんな演じなければなりません。演出もナレーションも自分でやります。言葉が出なくても誰も助けてはくれません。考えてみれば落語って何と過酷な場でしょう。それでも12人の子ども達は全員何とか最後までやり切りました。会場の皆様からはどの子にも大きな拍手がシャワーの様に降り注がれました。
帰り際に「来年も来たいです!」と受講した子の力強い言葉。脇に弟さんがいて、お母さまが「この子も落語やりたいっていうので、是非来年も開いて下さいね。」との有難いお言葉。
初めての試みで不安はありましたが、和田コミセンの職員の皆様と三龍亭のスタッフの支援で何とか「大成功」と言ってよいかと思います。