2019年台風襲来時は、停電で通信系統が機能不全になりました。倒木で電話線が切れ、黒電話さえ使用できませんでした。携帯やスマホ・光通信は基地局のバッテリーが消耗して使用できない状態でした。小電力のラジオが頼りで、車で通信の出来る場所へ移動する・・・幸い、長狭に通じる国道410号が不通になった以外道路は使えました・・・それもガソリンが入手困難になりましたが。
それでは、大地震発生ではどうなるでしょうか?大井地区が仮に被害が小さく済んだとしても、周囲での倒木・電柱倒壊・断線は容易に想像できます。
その時に使用できる通信手段は何か?その選択肢にこのQ-ANPIが入ったと思います。まだまだ、その認知度は低いですが大井区での訓練内容及び結果をここに紹介します。これは前回の確認方法とセットの内容です。
今の段階では、このシステムは優れており、使いこなせるかどうかで「その時のダメージ」が変わるものであると思います。スマホやタブレットの普及やその通信機能もアップすることも予想されます。この手段の担い手が次世代になるためにも普及と訓練は欠かせないものです。