勝負の12月31日と1月1日は約4,000トンの取水でした。例年であれば、この倍近くを取水していたと推測されます。新型コロナ禍の影響もあり、各家庭での帰省が少なく、節水努力の結果でもあると思われます。12月30日の恵みの雨の効果もあって貯水率は微増しています。当初の年末年始の断水は回避でき、現状では3月13日が20%の貯水率予想日です。ここまで、多くの関係者や地域の人たちが注目するだけでなく、補水と節水で断水回避を効果的に展開している事例を見たことがありません。「地域力」はこのような状況で発揮できると改めて感じています。補水に協力を頂いている富津市で突然の断水が発生し、年末年始を水なしで約5,000世帯が過ごしました。この状況は全国共通の案件でもあります。自主防災の基本は最悪を想定して如何に備えるか?です。この状況下で地震・停電等を想定した準備ができるかが、問われています。10年前の3・11を思い出しましょう!