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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2011年12月18日
№232ウォッチング 古の道・木の根街道を歩く
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冷水ピークより。この眺め、堪りません

12月のウォッチングは、江戸時代、内房地区の要所な道となっていた木の根街道を歩きました。
街道には富山の高崎公園駐車場からスタートします。この辺りは不入斗(いりやまず)村といったそうですが、江戸時代に館山の那古から富浦の丹生を通り、この不入斗を結んでいたのが木の根街道です。
街道入口の手前に、安房薬師北口七番の霊場・湯浴堂が建立されています。旧富山町史には、この湯浴堂内にある句額に「湯谷や いとしき人の 杖の穴」という句が記されていると書かれています。この句は小林一茶が詠んだと言われているそうですが、季語がない、一茶の全集に入っていないなど、謎に包まれているところがあるそうです。
登山道に入ると岩がむき出した沢のような登り道になります。しばらくすると歩きやすい尾根道らしき道になり、街道だったことを感じさせてくれます。
辿りついた峠には標高171mの標識が設けられています。登ってきた北側を見降ろすと、岩井海岸から対岸の三浦半島、岩井の町並み、浮島や鋸山を一望することができます。参加者の喜びの声もあがります。
峠には、道普請の碑があります。江戸時代に不入斗村5人と丹生村1人が申し出て、資材や人を雇い、この道の整備をしたとのことです。
この日はさらに北側の尾根筋に足を延ばし、「冷水(ひやみず)ピーク」と呼ばれる、峠よりもさらに眺めの良いポイントまで行きました。「冷水ピーク」の名前は「房州低名山&温名湯」の著者・忍足利彦氏の命名です。「冷水」は小字名だそうです。
ここからは富士山の姿も眺めることができました。参加者の皆さんも眼下に広がる風景にしばし心奪われます。この日は空も澄みわたり、風もないこともあり一層心を和ませてくれました。
こんな絶景スポットを楽しむことができ、また一つ、地元の宝物が増えました。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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