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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2011年11月27日
11月土曜学校 昔の道・木の根道を歩く
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山道入口にある湯浴堂には小林一茶の俳句が残っていることも聞きました

11月の土曜学校は、昔の人々が歩いた道、木の根峠を越える道を歩きました。
今のように道路やトンネル工事の技術がなかった頃に、山を越えて行き来をしていた昔の人々のことを思いながら歩きました。
山道の入口には湯浴堂というお堂が建っています。名前のとおり、この峠を越える前、あるいは越えてきた人々が、体を休めたりするのに湯に入っていたそうです。このお堂には病気を治してくれる仏様「薬師様」が祀られていることも教わりました。
山道の入口からは苔の生えている岩があり滑りやすかったりしましたが、子ども達は元気に歩きます。少し前までは山の中が子ども達の遊び場でしたが、今はなかなか体験できない環境になっているので、時には探検させることも大切な時間です。
尾根道に出ると所々、倒木などがありますが歩きやすくなります。木々の中の少し暗い道を歩きましたが、木の根峠に到着すると眺めが一変して、子ども達の「わぁ、よく見える。」の声が上がりました。ここからは岩井の海岸や町並み、浮島、鋸山、対岸の三浦半島を眺めることができます。
昔の人たちもここに腰掛けて一休みしたかもしれません。しばし、子ども達も昔の人たちのことを思いながら、峠からの景色を眺めていました。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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