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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2011年8月1日
№227ウォッチング深名の石造仏を巡る
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深名と青木の地区を見守る行者像

7月のウォッチングは富浦・深名地区に祀られている石造仏を訪ねて廻りました。
まず向かったのは、深名・山岸の出羽三山供養塔。出羽三山の碑は、江戸中期から昭和時代まで、安房の各地に建立されました。
碑には真ん中に湯殿山、右に月山、左に羽黒山の三山の名が記されています。碑の前には大日如来像が安置されています。この大日如来は富浦一美男だそうです。
すぐ近くの小高い所には、行者の像が祀られていて、深名と青木地区を眺めることができます。土地の人たちは金毘羅様と呼んで信仰しているそうです。
少し歩くと、石灯篭が建っていて、正面に金毘羅大権現、右に秋葉大権現、左に秋葉大権現の文字が刻まれています。
石造仏は民家の敷地内にも祀られています。深名・小山の枇杷農家さんのお宅には、富浦で一番古い庚申塔が祀られています。ここは昔の本通りになっていたところだそうです。庚申信仰は昔から広く信仰されていたようで、町中に庚申塔は建立されています。
深名・間瀬口付近には、御霊(ごりょう)様と呼ばれる出羽三山の碑が祀られています。今はなくなってしまっていますが、昔は神社があったそうで、今では瓦が置かれており、昔、建物があった跡が残ります。
ザーザンボと呼ばれる腰廻橋の脇には、馬頭観音が祀られています。ここは、昔、キツネやタヌキに化かされる三大名所だったそうです。
こうして、地域を歩くと普段は何気なく見逃してしまう石造仏がたくさん建立されていることを再発見しながら、昔の人たちの信仰心の深さを感じることができました。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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