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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2013年3月11日
№247ウォッチング 大房で早春の野草を楽しむ
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野草の食べ方、楽しみ方を聞く参加者

3月のウォッチングは春の定番。早春の野草を天ぷらにして味わいました。
参加者は大房駐車場からロイヤルホテルの裏側の遊歩道を抜け、南係船場の西側の砂浜・たいめー(タイマイ)に降りました。
大房には海岸にも野草がたくさんあり、すぐにハマカンゾウの群落が見つかりました。カンゾウは「甘い草」と書くそうです。続いて歩くとハマボウフウの姿を見つけました。沖縄地方など南の地方では好まれているそうです。
南係船場から鏡ケ浦を眺めると春の日差しにきらめく海面がとてもきれいでした。この日は気温も上がり、4月下旬から5月上旬の陽気。風もなく、春霞がかかり、春の演出が見事なくらいです。
今度は、東側の砂浜・おおとり浜へ。「おおとり」とはウミウのことで、この砂浜で見かけることが多いことから名付けられたと言われています。海辺にはワカメ採りにきた人がいました。この時期は大風の吹いた翌日にワカメ採りの人達が並ぶのが風物詩になっています。
階段を降りると、ツルナを発見。ツルナは葉が三角で少し肉厚です。味は甘くておいしい野草の一つです。浜ダイコンは大根が浜辺で野性化したものだそうです。根の部分は食用にはなりませんが、この日は葉の部分を拝借。そして、メインディッシュとなるホマボウフウを探しましたが、残念ながら見つけることができませんでした。この後、いくつかの野草を見つけ、汗をかきながら第二キャンプ場へ。スタッフが用意した野草とともに天ぷらにしました。
香りやほろ苦さ、野外料理というスパイスを効かせて、春の味を満喫したウォッチングとなりました。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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