「丸山保育所の桜を再生しよう」をキャッチフレーズに丸山公民館が主催する桜の剪定教室(第2回)が10月16日(土)に開催されました。
今回は、丸山保育所の桜を観察しながら、石崎政彦先生の講習を受けました。
まず、造園についてお話がありました。「苗を植えるのに、盛土することが必要です。これにより、根が深くなり、根と直結した中心となる1本の生育の良い枝ができます。生育の良い枝には、縦縞ができています。盛土しないと根が浅く、根元からいくつも枝が出て、生育がよくありません。また、雨等で土が流され、根が露出する場合もあります。」と保育所に植えてある5本の桜を比較しながら、説明していただき、確認することができました。
次に、枝の切り方についてお話がありました。「切ろうとする枝の太さは、元の枝の1/3以下でなければ弱って枯れてしまう危険性があります。切り口は、雨に当たると腐りやすいことから、上向きに枝を切らないこと。切ったあとは、トップジンMペーストという癒合剤を塗り、アルミホイルを被せておくのが良い。」ということでした。
保育所の桜は、花芽ができている木もありますが、全ての木が、テングス病にかかっています。テングス病の枝からは、花は咲きません。
病気の枝は剪定し、生長を妨げている枝も、間引かなければなりません。石崎先生は、この枝はなぜ剪定しなければならないか、1つ1つ切る枝にテープをつけながら、説明してくださいました。
この時期は、まだ暖かい日があり剪定には適していません。11月末から12月頃が適当ということで、次回は、いよいよ剪定を実施します。(12月開催予定)