8月5日(日)、NPO法人南房総エコネット主催の第8回子どもたちによる水辺の生きもの観察会が丸山川上流の千葉県酪農のさと付近で開催された。
連日の酷暑、この日も朝から強い陽ざしが射していた。
9時に集まったスタッフ5人で会場設営を開始、9時半過ぎには準備万端整った。
今年は前年通りの広報ができなかったので参加が心配されたが、その頃から後次々と親子連れが集まってくださり、開始時刻の10時を過ぎてもまだ受付の列があった。
結局、参加者は子ども45人、大人20人、スタッフ10人(環境カウンセラー千葉県協議会の皆さんが5人)、計75人に達し、一昨年の67人をはるかに超える新記録になった。
開始時刻の5分遅れで先ず当日の進行手順を説明、諸注意として「川底に苔があるので滑って転んだりしないように・・・」「熱中症にならないようにくれぐれも注意を・・・」と訴えた。
その後川に移動して川の状況調べを行った結果、水温は27℃、川幅は4m、水深は2.7cm、流速は48cm/s、透明度は+30cmであった。
「じゃあ、川に入っていいですよ」の合図で子どもたちは元気よく川に入り、保護者と一緒に思い思いの場所で生きものを追った。参加者が多かったので狭い小川には人があふれた。
子どもたちは「いた、いたぁ」、「オタマジャクシを捕まえた」「エビに逃げられた」など、声を上げながら夢中になって生きものを追った。
約40分で捕獲時間が終わって、「生きものを捕まえるのはこれで終了です」の合図で川を後にしてそれぞれが生きものの入ったバケツを持ち寄り、種類ごとに分けた。
たくさん捕れたのはオタマジャクシ、サワガニ、スジエビ、ツチガエルで、指標生物ではカワゲラ、ナガレトビケラ、ヤマトビケラ、ヘビトンボ、サワガニ、ナミウジムシ、オオシマトビケラ、コオニヤンマが捕獲された。その他に、アメンボ、カジカガエル、カマツカ、ハヤの子ども、ヨシノボリなどを捕まえた。
集計表にこれらの生きものを記入して水質を判定した結果、水質階級Ⅰのポイントが9、Ⅱのポイントが2だったので、今年もこの川の水質は「水質階級Ⅰ」と判定された。
最後に受付テントの前で集合写真を撮って解散した。
こうして無事に終了、子どもたちの生き生きした表情に出会えたことが何より嬉しかったし、今年も応援に駆けつけて下さったNPO法人環境カウンセラー千葉県協議会の皆さんに感謝申し上げたい。