南房総市の後援による講演会「南房総の川と海について」(講師:小倉久子先生)は、会員を含め28名の出席者を迎え盛況の内に終了しました。講義は、1時半からの「水辺の生きもの観察会」の活動報告に続き、3時半まで約2時間にわたり、パワーポイントを使って分かりやすく行われました。テーマは次のとおりです。
1.千葉県の川や海の環境
2.人の生活と川や海について
3.海の環境と漁業
このうち「3」では、房総半島における漁業の古代からの里海の変遷と、近年の漁業の推移、および東京湾の開発と水質の変化。東京湾の調整サービスの重要性(里山里海の生態系が環境を良い状態に保ってくれている:温度調整、水質調整など)等について丁寧な解説がありました。
最後に、川や海の自然を守るために生態系全体、言い換えれば私たちの暮らし方全部のことを考えよう、と締めくくられました。