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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2012年2月26日
2月土曜学校 サプライズ!大葉わかめを体感
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手で触って、大葉わかめ(おおっぱ)を体感

2月の土曜学校、予定では白キツネの伝説が残る「堂山」に登る予定でした。しかしながら朝からの雨で、この日は元気倶楽部で紙芝居を使って地元を知ることにしました。
題材にしたのは「ワカメのみちを引く」。
三芳村・増間の村人が多田良の海で「おおっぱ」と呼ばれるワカメを採り、漁師に食べ方を聞いたところ「ワカメはよ、みちを引いて食わっせぇ(食べなさい)。」と教わりました。
「みちをひく」とはワカメの真ん中にある筋をとること。筋をとって柔らかい葉の部分を食べると言うのが教えなのですが、村人は「道を引く」と勘違い。ワカメを束にして道をズルズルと引いて帰りました。もちろん家に着くころには葉の部分は擦り切れ、かたい筋ばかり。それでも村人の家族は、海の香りにたいそう喜び、「美味しい、美味しい」と食べました。と言うお話です。
ガイドの先生方の後に続き、子ども達が交代で紙芝居に挑戦。順番を決める時には恥ずかしがっていた子ども達でしたが、舞台前に立つと大きな声で語り始めました。方言は少し発音が難しかったようです。
この日はサプライズが待ってました。富浦漁協さんの計らいで生の大葉ワカメをいただくことができました。
これは、富浦漁協さんが養殖でつくった大葉ワカメです。子ども達も3月に大房を歩く時には浜辺に打ち寄せられたワカメを見ることもあり、知っていましたが、この日用意してもらったワカメは株ごとでしたので、その大きさにびっくり。
少しぬるぬるしたワカメの葉を広げ、その柔らかさと大きさを実感。そして紙芝居にある「みちをひく」を試してみました。柔らかいので先の方からスッーと筋にそって切れていきます。
みちをひいた柔らかい葉をボールに入れ、熱湯をかけます。茶色の葉が一瞬にして鮮やかな緑色に変色。子ども達から「わっー」という声が上がります。
この後、お醤油やドレッシングをかけて、富浦でしか味わえない海の幸をいただきました。富浦漁協さんと富浦の海に感謝。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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