6月の土曜学校は、富浦・豊岡地区の逢島から原岡の砂浜を歩き、大房のふもとの富浦漁港まで散策をしました。
今では、子ども達も遊び場としてあまり使わなくなった砂浜。それでも子ども達を歩かせると大はしゃぎ。波打ち際で遊ぶ子や貝殻拾いに夢中になる子、定番の石投げや中にはサンゴの化石を見つけた子もいます。シロツメクサの群落では四葉のクローバー探しに熱が入りました。その都度、アドバイザーの先生方には、地球の歴史の暖かい時代と寒い時代の話からサンゴの話、貝のお話も聞きました。
この日、子ども達に一番伝えたかったのは、津波のお話。富浦の海岸には、元禄地震の時に発生した津波の高さを示した標識が、所々に設置されています。子ども達はその標識の前に立ち、自分たちの背が隠れてしまうことや標識から陸を見たりして、津波のことを考えてみました。岡本川から多田良北浜海岸には防波堤が造られていて、昔から津波の対策がされていたことも知りました。
でも、自然は常識では判断できないことも起こることがあるから、もし大きな地震が来たならば、高い所へ逃げること。普段から周りにどんな避難場所があるかを知っておくこと。そのことをしっかりと学んでもらいました。