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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2010年11月16日
№219ウォッチング伝説の神社・大津高森神社
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宮本城の北方を守る高森大神宮

11月のウォッチングは、富浦大津地区にある高森神社を訪れました。
富浦の道の駅おおつの里・花倶楽部を奥に進み、松山橋付近から入口は始まります。
細い登り坂を進むと孟宗竹の林に出ます。ここから先の道はどこにあるのだろうと竹の間をくぐると道が延び始めました。その道は細いところもありますが、しっかりと続いています。途中、畑らしい場所もないのですが高森神社まで続いているのです。
高森神社は、里見氏がお祀りした石宮です。三方が石積みに囲われています。これが宮本城の鬼門除けの神様です。
当時の敵は上総にあって、北方より攻められると考えられていましたから、城の北側は堅固にしてあったそうです。
里見氏が滅んだ後も、高森神社は地元の松山組の皆さんが守ってきました。毎年2月7日にはお幟を立て、お神酒を供え、組の輪番でお籠りをしていました。道がしっかりと残っているのは祭典が行われていたからでしょう。
信仰心の篤い組の人々にはご加護がありました。大津の村には火事が多かったのですが、松山組には火事が起きませんでした。また、日清、日露、そして大東亜戦争に出征した兵士に一人も戦死者が出なかったと言われています。
参加者の皆さんは、高森大神宮と呼ばれる石宮に手を合わせ、山を降りました。
この日は、この後、手取地区の妙連寺から丹生地区の照尾林道に抜ける道を歩き、エビヅルやガマヅミなど秋の実りを味わいながら、少しずつ色づく木々を楽しみました。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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