元気倶楽部から深名・大半津地区の田んぼ道を通り、「義民・忍足佐内の碑」を見学。重税から村人たちを救うべく上訴して処刑された正義感あふれる名主の碑です。奥へ続く細い道を進むと、「旧木の根街道の切通し工事記念碑」が建立されています。
ここは冨浦と船形の境。船形地に入り、民家の間をぬい、御霊神社を通り過ぎるとまた福澤に入ります。そこには明眼地蔵が祀られています。地元では古くから「下の地蔵様」と呼ばれ、深く信仰をされています。説明するガイドは幼い頃にずいぶんとお世話になったようで、眼だけではなく、イボ取りや歯痛にも効果があったそうで、通るたびには手を合わせるほど、暮らしの中で欠かせない存在だったそうです。
福澤の幹線に出て、北の方角に「白坂城跡」はあります。里見氏の家臣だった忍足氏。その子孫である忍足さんの枇杷山に城跡はあります。今回、忍足さんのご厚意により城跡に入らせていただきました。コンクリート舗装の農道を登り、丹精された枇杷山の入口に「白坂城址」という城址碑が建立されています。これは忍足治部少輔の子孫、忍足三郎さんが建てたものです。
冬の陽射しの温かさを感じながら、昔の人々の暮らしに触れた福澤路でした。
次回のウォッチングは、2月11日(土)。
8時50分までに、とみうら元気倶楽部にお集まりください。
大房岬でバードウォッチング。冬鳥たちを観察します。