11月の土曜学校は、お殿様がいた岡本城跡を訪ねて、秋の小路を探索しました。
とみうら元気倶楽部を出発し、富浦中学校のグランド裏手の農道を進むと駅の向こう側に雪を被った富士山が見えます。
原地区の農道に少し入ると、岡本城跡の東側の登り口、桝ケ池へ向かう坂道が現れます。この坂道は枇杷農家さんが作業用につくった農道です。急な坂道を登り切ったところに桝ケ池があります。桝ケ池には怖い話が多く残っています。ガイドからそのお話を聞いた子ども達は池を覗くのを怖がっていましたが、それは城にとって大切な水のありかに人を近づけないためだったことを教えてもらいました。
枇杷山の中は、枇杷の花がとてもいい香りを漂わせてくれています。途中には養蜂箱が置かれ、ミツバチたちがたくさん飛んでいました。
岡本城跡の広場に到着。その頃のお城は館山城のような建物ではなく、物見台のような高い建物が建っていたことを教えてもらいました。城跡の西側の細い道を進むと富浦湾を望ことができます。海の向こう側の敵、北条氏が攻めてきたことを知ることのできる場所だったことも聞きました。
小春日和の土曜学校。青空の下、たっぷりとふるさとを歩きました。