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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2015年5月11日
№273ウォッチング法華崎のクロサギと尻無坂
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雀島前でクロサギの悲しい物語を聞く
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尻無からJRの線路を望む

5月のウォッチングは、富浦地区の豊岡と南無谷の境・法華崎から豊岡の山中・尻無坂を廻り、原岡海岸を歩きました。
南無谷の漁師まちの細い小道を海岸に降りると、ハマボウフウやハマエンドウ、ハマヒルガオなどの海岸植物が花を咲かせていました。
法華崎の先に浮かぶ雀島前の広場では、一組のクロサギ夫婦の実話を紙芝居にした「クロサギのタローとハナコ」の話を聞き、クロサギの生態と法華崎周辺の四季の移り変わりを知ります。この時期、クロサギは巣をつくりヒナを孵す頃だそうです。あいにく、この日は姿を見ることができませんでしたが、また、法華崎を訪れるきっかけになったのではないでしょうか。
海から山中に足を向け、豊岡の通称・シラッチャと呼ばれる高台に出ます。ここは富浦湾が一望に見渡せる絶景ポイントです。そこから、さらに山の中を進むと尻無坂にでます。昔、まだ国道もなかった頃、南無谷と豊岡を結ぶ道がこの道でした。谷(やつ)になった下を覗くと、線路が真っ直ぐ下を走っています。数年前に蒸気機関車が走った時は、鉄道ファンがこの細い山道に殺到したそうです。
古道を抜け、豊岡の町なかを過ぎ、再び海岸へ。逢島から岡本川へ海岸線を歩きます。潮風が心地よく、初夏の砂浜の風景を楽しみながら帰路につきました。

次回のウォッチングは、6月13日(土)。
8時50分までに、とみうら元気倶楽部にお集まりください。
古刹・那古寺とその周辺を楽しみます。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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