3月の土曜学校は、だんだんと陽気が良くなってきた富浦・大房岬に出かけ、春の訪れを見つけに行きました。
海岸へ降りて行く途中、ウグイスの声が春を演出してくれます。南係船場に面した砂浜には「のたりのたり」と波が打ち寄せています。
海岸では、ハマカンゾウの新芽やハマエンドウの紫色の花を見つけました。ツワブキはまだ葉の開かない産毛をつけた赤ちゃんの茎が出ています。芝生の園地にはタンポポの花がたくさん咲いています。
南係船場上の園地は、海風が吹いていることもあり、セイヨウタンポポの侵入が少なくカントウタンポポを多く見ることができます。子ども達は、タンポポの違いを、花の周りにある総苞(そうほう)という部分で見分けることを教わると、すぐに「これは○○タンポポだ。」と確認していました。
少しずつお裾分けしてもらった春の恵みを天ぷらにしてみました。子ども達に大好評だったのはタンポポでした。おろしたハマダイコンと塩を少しかけて食べるのも美味しいと発見しました。この日は、春を満腹できた土曜学校でした。