3月のウォッチングは、青空の澄みわたる富浦・大房岬へ春の気配を教えてくれる野草を探しに出かけました。
駐車場から南係船場へと降りる途中の芝生園地。鏡が浦は柔らかい春の日差しに照らされキラキラと輝いています。南係船場周辺には富浦特産の「大葉わかめ」を刈り取る船が行き交い、この季節ならではの風景を見せてくれました。
砂浜に降りていくと、ハマカンゾウやハマエンドウ、ボタンボウフウなどを見つけることができました。今年は寒さもあってか、全体的に生育が遅いようです。いつもは群落で見ることのできるツルナもやっと見つけられましたが、ハマボウフウは見つけることができませんでした。料理の担当スタッフからハマダイコンの根の注文が入り、みんなで探し少し拝借。
お裾分けしてもらった春の恵みを持ち寄り、キャンプ場で感謝しながら試食。普段、家庭では食べることが少ない野草の天ぷら。野外で食べる楽しさが美味しさを一層引き立ててくれます。南係船場脇のオオトリハマで拾った大葉わかめも春の香りたっぷりでした。
参加者の皆さん、心もお腹も満腹になってくれたでしょうか。