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地産地消の部屋 ニュース

2012年1月26日
給食食材を提供する地元農家5名と三芳小学生が給食交流会を開催しました
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給食交流会の様子

 地産地消を推進している南房総市では、4月から完全米飯給食を実施し、地元産の食材を学校給食に使用する取組を進めています。また、市と市地産地消推進協議会(川名 浩司委員長)では、市内小中学生を対象に、南房総食材を使った料理コンテスト(平成23年度のテーマ「南房総ご当地カレー」)を平成21年度から実施しています。今年10月2日に行われた同コンテストで応募総数158作品の中から審査員特別賞に輝いた『まほろばのめぐみスペシャルカレー』が1月25日の学校給食に登場しました。

 当日の献立は、地元のお米を使った麦ご飯、地元の豚肉とさつまいもが具として入ったカレー、福神漬け、フレンチサラダ、ヨーグルトレーズン、牛乳で、市内富山・富浦・三芳地区の幼稚園、小中学校の1,360人分が市内房学校給食センターから提供されました。
 『まほろばのめぐみスペシャルカレー』は、三芳中学校1年生の江渕 菜々子さんが考案したカレーです。地元三芳地区は新鮮でおいしい食材に恵まれていることから、色とりどりの夏野菜をたっぷり使ったカレーとなっています。中でも、じゃがいもの代わりにさつまいもを使用したところがポイントです。
 
 また、昨年11月から南房総食品卸売市場を通じて学校給食食材を提供している農家の方々が、三芳小学校で子どもたちと一緒に給食を食べる試食会も併せて開催されました。地元の農産物が給食でどのように活用されているか、子どもたちがどのように給食を楽しんでいるかをご覧頂きました。カレーを食べた生産者は、「サツマイモの甘味がカレーの辛味とマッチしておいしい。」と話していました。

 4年生の教室では、千倉でレンコンを生産している石井孝さん・林信晴さんが、レンコンの栽培方法などに興味のある子ども達から「レンコンに種はあるのですか?」「なぜ、穴があいているのですか?」「泥の中以外では育たないのですか?」など質問をされ、一つ一つ子ども達の疑問に丁寧に答えながら交流を楽しんでいました。石井さんは「子ども達がおいしいと食べてくれるのが一番うれしい。」と話していました。

 料理コンテストのレシピを元に献立を作った内房給食センターの栄養教諭・岩崎恵先生は、子ども達が「さつまいもが甘くて美味しい。」と食べる様子から、「玉ねぎは出来る限り炒めて甘みを出し、ピーマンも苦味が出ないようにカレーが出来上がる直前に入れる工夫をした。今回の献立は野菜がたくさん入り、時間との戦いだった。」と調理の様子を振り返りながら話してくれました。

 市では、子ども達の成長のために、地元で生産された食材を使いながら、おいしく安全で魅力ある「ごはん給食」にしていくための取組を今後も進めていきます。南房総市の各学校給食センターでは、このほかにも1月24日から30日の全国学校給食週間期間中に料理コンテスト2011で入賞した作品を活用したメニューを提供します。詳細はコチラから


写真左上:まほろばのめぐみスペシャルカレー給食
写真右上:4年生の様子
写真左下:5年生の様子
写真右下:NHK取材の様子(1月25日の首都圏ニュース845で紹介されました)

【投稿者 地産地消の部屋 shigen@city.minamiboso.chiba.jp
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