道路沿いの竹や篠が整備されていないために、交通の障害になったり里山の景観を大きく損なうものになっている。6月26日に千葉工大の協力を得て実施した無煙炭器を使用した竹炭づくりの2回目を7月11日に国道410号沿いの美化運動を兼ねて実施した。今回の無煙炭器は組み立て式のもので、収納や移動を考慮したものを選定して、その性能を確認した。4人が半日で伐採した篠竹が≒200Lの炭になった。国道沿いでの作業で煙も危惧されたが、殆ど出ないことも確認できた。≒700℃の温度での2次燃焼で竹自体の15%前後の有機揮発分を処理できること、炭素の固定化による環境負荷の低減、比表面積はこれまでのテストデータから300m2/g以上も期待できるものです。これを複数台準備して、果樹・花木の剪定枝等の処理にも使用、炭を回収、商品化することが次のステップになる。湿度調整材としての竹炭はこれまでも利用されてきたが、土壌改良・水質改善等の応用も進んでいます。
安全・安心の里山づくりは「大災害多発時代」のひとつの回答でもあります。
7月初旬の大雨では枯れた竹が根っこから崩れています。今、出来る事を愚直にやることが重要です。