房州舫では、9月10日、土曜日、南房総市千倉公民館で、亀田総合病院の地域医療支援部長の小野沢滋先生をお招きし、災害対策講演会を開催致しました。
小野沢先生は、被災者の遠隔避難を目的に、AWA311の活動の一環として、震災直後から被災地に入り、医療支援を続けていらっしゃいました。そしてこの9月からは、現地で定期的な医療を開始されます。
いのちの現場から見た被災地の様子、特に避難所の問題を取り上げられました。
この未曾有の大災害とされた東日本大震災から、わたしたち南房総の人々が何を学ばなければならないのか、重要な課題が残されました。救われた命をどのようにつなげてゆくのか、それは行政と市民とが一体とならなければ解決できない問題が多く提示されました。
参加した人々からは、ただ避難だけをすればよいのだ、という考えから、この具体的な報告を聞いた後、避難訓練とは何なのか、改めて考えさせられた、という意見が多く寄せられました。
南房総市は地域毎に防災訓練が始まっています。津波を想定した真剣な防災訓練となるよう、各地域で話し合いがもたれることを期待します。