紫陽花の花が咲き始めました。この季節恒例の「しおさいコンサート」
が近づいて参りました。各団体の練習も佳境に入っております。
今回は最多の21団体が出場となり、プログラムの最後を飾ります
全体合唱も感動的な曲が演奏されます。館山市民オーケストラの伴奏で
歌われます曲は、イタリアの第2の国歌といわれ親しまれている
ヴェルディ作曲の「NABUCCO]より
「行け我が想いよ、金色の翼に乗って」です。
☆STORY☆
物語は紀元前6世紀、バビロニア王・ナブッコのエルサレム侵略
(史実=バビロンの捕囚)を描いています。ナブッコが約5万人の
ユダヤ人をバビロンに強制移住させ労働を強いたもので、その時
ユダヤ人の人々が故郷を想って歌うのが「行け我が想いよ、金色の翼に乗って」
です。舞台では第3幕での合唱曲となります。
ユーフラテス河畔に幽閉された人々が祖国への想いを込めて歌う
場面は圧巻です。
生涯に26作のオペラを書いたヴェルディの第3作で、
大変スケールの大きな作品です。
後にオーストリア支配下のイタリアにおいて「イタリア統一運動」
とも連携し、第2の国歌として愛されています。
ヴェルディの葬儀では、トスカニーニの指揮で歌われました。