国土交通省国土計画局では、「国土の国民的経営」の重要性をひろく知っていただくためガイドブックをとりまとめました。
市民団体やNPOの皆さんが参考となるノウハウや、資料が掲載されています。
ぜひ一度、ご覧ください。
※関連ページよりダウンロードできます。
【以下 国土交通省報道発表資料より転載】
国土と人間とが疎遠になりつつある現在、今こそ「国土の国民的経営」が必要です。その実践のための情報、ノウハウを集成したガイドブック「使って守ろう、日本の国土」(実践ガイドブック第II部)をウエブサイトにて公表します。
日本の国土は、森林や農地、住宅地など、人の営みを通じて有効に利用・管理され、また、人も自然と共に暮らしてきました。しかしながら、近年、間伐などが適切に行われていない森林や耕作されない農地、都市内の低未利用地(空き地や空き店舗など)が増加する傾向にあります。 今後、人口減少が本格的に始まる中で人間と国土の関わりがさらに希薄になり、これまで人間が適切に働きかけることで形づくられてきた日本の国土の豊かさ、美しさが失われていくおそれがあります。
国土から得られる豊かな恵みを将来の世代へと受け継いでいくためには、土地所有者や公的な主体による努力を基本としながらも、国民一人ひとりが国土に愛着を持ち、様々な方法で、美しく豊かな国土の保全・形成に取り組んでいくこと(これを「国土の国民的経営」と呼んでいます。)が大変重要です。
国土計画局においては、「国土の国民的経営」の重要性をひろく知っていただくため、昨年「実践ガイドブック」を作成、公表しましたが、このたび、より円滑な活動の立ち上げや持続性のある活動づくりに資するための情報、ノウハウをガイドブックの第II部としてとりまとめたものです。
なお、「国土の国民的経営」実践ガイドブックについては下記ウエブサイトにてご自由にダウンロードしていただき、講演、研修、会議等においてご自由にお使いいただけます。
(http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/kokudokeikaku_tk3_000014.html)
【「国土の国民的経営」実践ガイドブックの内容】
○第I部
日本の森林や農地といった自然資源(国土)が置かれた状況を説明した上で、日本の国土を次世代に良好な形で引き継いでいくための方策として、国民が国土に幅広く関わることで自然資源を適切かつ持続的に利活用していく活動、いわゆる「国土の国民的経営」が社会的に意義が高いのみならず、参加者のライフスタイルの充実、企業の福利厚生にとっても有効であることを紹介しています。
○第II部
多様な主体が自然資源(国土)を適切かつ持続的に利活用していく活動にはどのようなものがあるのかの具体的事例を紹介するとともに、新しく「国土の国民的経営」に資する活動をはじめようとする際に参考としていただくため、活動の円滑な立ち上げ、継続的展開等に必要な情報・ノウハウを、先駆的な活動を実践している方々の協力を得ながらとりまとめたものです。