9月のウォッチングは、館山市が北条海岸に整備を進める「渚の駅」にある市立博物館分館と観光桟橋を歩きました。
市立博物館では、房総半島に伝わる漁業の技術や道具、習慣や信仰など、海に暮らす人々のことを知る上で貴重な資料が展示されています。学芸員さんにガイドされ、漁師の知恵や苦労を聞き、また、幼いころの風景などを重ねあいながら見学をしました。
博物館の脇には、整備された観光桟橋が湾に伸びています。コンクリートの部分で約100m、桟橋部分で約400mが整備されているとのことです。先端の部分で水深が約7.5mあるそうです。
参加者の皆さんも初めて歩く方も多く、ほんのわずかな距離ですが水上散歩に笑顔の様子。海水はとてもきれいに澄んでいて、小魚の群れを発見しました。イワシの子どもでしょうか?桟橋の先の方では釣りを楽しむお客さん。釣果を聞いてみるとカワハギがたくさん入った網を引き揚げて見せてくれました。ここでカワハギが釣れるなんて驚きました。
先端から陸を振り返ると、ちょうど館山城の姿を見ることができます。エコ研のガイドから、海上交通の要でもあったこの館山湾が里見氏の時代にも大きく影響をもたらした話や里見氏が滅亡させられていく哀しい歴史などの話を聞きました。
9月とはいえ、残暑が残る青い空と澄み渡っている海がとても眩しいウォッチングでした。
※10月のウォッチングは、8日の土曜日。三芳の滝田城址を散策します。集合は、とみうら元気倶楽部に8時50分です。