NPO法人富浦エコミューゼ研究会では、地域に暮らす皆さんとともに地域を歩き、地域の自然や歴史、文化、民俗などを見つめなおし、様々な再発見をしてもらい、ふるさとに「誇り」を持ってもらおうという活動を続けてきました。
その活動の一つ「南房総ウォッチング富浦」が、4月11日のウォッチングで200回を迎えることができました。平成4年8月に第1回をスタートさせ、月1回のペースで開催してきたウォッチングは、当初、子ども達にふるさとの風景を焼き付けてもらおうと始めたのですが、次第に大人の方の参加が多くなり、平成13年9月からは子ども向けの「土曜学校」もスタートさせ、幅広い世代にわたり、ふるさと探訪を行ってきました。
ウォッチングでは、背伸びをせず、地道に活動を続けていくことを大切にしてきましたが、おかげさまで、200回で7,150人もの皆さんと楽しく地域を学び、再発見をすることができました。
記念すべき200回では、エコミューゼ研究会の活動のベースともなっている大房岬を探索。桜の花がまだ残る園内の緑を楽しみながら、この日は春の大潮に恵まれ、普段は渡ることのできない増間島へ渡り、いつもとは一味違う風景を楽しみながら、歴史や民話のガイドを聞きました。
青い空、新緑の遊歩道、澄んだ海。200回を祝ってくれるかのように天気に恵まれ、最後は参加者の皆さんと一緒に、感謝の「ふるまい鍋」を食べ、春の大房を満喫しました。
エコミューゼ研究会では、これからも「ふるさとの宝」を探しながら、自分たちの地域に誇りを持てる「豊かな心」をつくっていけるような活動を続けていきたいと考えています。