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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2018年4月26日
№309ウォッチング春の大房岬・花と緑と戦争遺跡
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目の前に東京湾が大きく広がる明神崎
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重機関銃と一緒に弾薬庫が造られた
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園内には多くの戦争遺跡が残ります

平成30年度スタートのウォッチングは春爛漫の大房岬を散策しました。
今年の桜は全国的も早咲きで、大房岬も3月末には満開となり、この日はすでに葉桜になっていました。それでも岬の木々は色鮮やかな新緑を広げ始め、参加者の目を和ませてくれます。
運動広場入口の右手に普段は行かない戦争遺跡があります。太平洋戦争時代、富浦湾側に向けられ重機関銃が据えられたそうです。今は分厚いコンクリートで造られた弾薬庫がひっそりと残されています。
運動広場の先、第一展望台の右にある緩やかな山道を下ります。途中、この地域が北限とされているモクレイシの木があります。秋には赤い実をつける珍しい樹木で、大房ではこの山道で確認することができます。狭い山道を下りきると岬の突端、明神崎へと出ます。
岩場の向こうは富浦湾から東京湾が大きく開け、参加者の心を一気に解放感に導きます。
しばし、春の海を堪能します。ゆったりと動く波。目の前の鮫島には多くの釣り客が糸を垂らしています。その向こうには石切り場の断崖と増間島。ここから眺める増間島は一味違った風景を見せてくれます。ガイドは地元の漁師から聞いた、この沖に棲みついていたイルカの話をしてくれます。
帰り道、かわいい花をつけたホウチャクソウや糸をつるしているウラシマソウ、かろうじて残ったボタンザクラ、黄色の花をたくさん垂らしたキブシなどなど、春を感じたウォッチングでした。

次回のウォッチングは、5月12日(土)。
8時50分までに、とみうら元気倶楽部にお集まりください。
船形の崖観音の絶景と西浜の風景を楽しみます。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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