9月の土曜学校は、自然の中で野遊び術を体験する予定でしたが、あいにくの空模様。この日は元気倶楽部で万華鏡と笹舟を作りました。
子ども達は万華鏡を知らない子もいて、どんなものを作るのか興味津々。ガイドの説明をよく聞きながら、真剣に作業の手を動かします。自分の万華鏡が完成すると自慢気にガイドやお母さんに見せにきます。あとは中に入れる材料を手に入れること。それは後にして、もう一つ創作作業をします。それが笹舟です。
今では笹舟を作ることも、川や水路に流す姿もなかなか見かけなくなりましたが、子ども達は「笹舟」の名前は知っていました。作り方は簡単。子ども達は一人でいくつもの笹舟を作り、これまた、自慢気に大人たちに見せびらかしています。自分が作ったという達成感なのでしょうか。
空の具合をみながら岡本川へ向かいます。その途中に万華鏡の材料はあります。ピンクや青の花びらを少し拝借。緑の葉っぱや黄色の小さな実。子ども達は思い思いに集めていきます。
川に到着した子ども達は、一斉に作った笹舟を川に浮かべます。雨が影響しているのか、川の水位が少し早くなっています。それにも関わらず、子ども達の笹舟はしっかりと浮かび、早い波の流れにも負けずに下流へと進んでいきました。中にはバランスを安定させるため、小石を笹舟に乗せている子もいました。
雨の合間の川遊びを切り上げ、万華鏡の材料を持って再び元気倶楽部へ。子ども達は自分の万華鏡の中に花びらや花の実、用意した色付きのビーズを仕込みます。いよいよ万華鏡を覗き込む子ども達。一斉に喜びやら感激やらの声が上がりました。鮮やかな色の変化を楽しんでいる子ども達。自慢の作品をガイドやお母さんたちに渡し、その美しさを確認してもらっています。
秋の半日。のんびりと創作活動と昔の遊びを体験した子ども達でした。