12月の土曜学校は、久しぶりに富浦地区に残る里見の城跡・宮本城跡にチャレンジしました。
宮本城跡へ登る道はかなりの傾斜です。二日前に降った雨も影響し、足もとは滑りやすくなっていました。子ども達にとっては、それが冒険コース。道の脇に張られたロープをギュッと握りしめ、足を踏ん張り、傾斜の怖さを越えていきます。
ようやく登りついた広場が宮本城跡。西の方向が大きく開け、洲崎から鏡が浦、堂山から、大房、そして富浦湾が一望できます。水平線の向こうには大島と富士山もクッキリ姿を見せてくれていました。しばし、子ども達もその眺めに目を止めていました。
宮本城は、今から500年以上前、館山の稲村城を守るための城として建てられたこと。それは、北側の上総方面からの敵が攻めてくることを意識していたからということを聞きました。
この後、宮本城と言えば「ホルトノキ」。広場から一段下がった場所にあります。安房で一番大きさを誇ります。子ども達は大きく枝を張った樹を見上げていましたが、樹齢300年の大きさを目に焼き付けてくれたでしょうか。