6月の土曜学校は、日蓮上人由来の南無谷地区の法華崎から富浦海岸を散策しました。
法華崎には二つの島が浮かんでいます。一つが雀島。もう一つはフナムシイワ。梅雨の合間の青空によく映えています。フナムシイワの中腹に咲くスカシユリがきれいです。
雀島はクロサギ達が巣作りをし、子どもたちを育てる島でもあります。この日は、雀島に暮らした「タローとハナコ」をいうクロサギ夫婦の物語を、紙芝居で聞きました。
仲良く暮らすクロサギ夫婦に起きた悲しい物語は、子ども達の心にも響いたようで、紙芝居の語り部に真剣に耳を傾けていました。
紙芝居を聞き終わった後は、潮が引いた磯で生物観察。子ども達は大はしゃぎで時間を忘れます。イソギンチャクを指で押して水を吹かせてみます。カニのつかみ方がわからず、ガイドに教わり挑戦してみます。アメフラシを発見した子ども達は、みんなで回して観察。もった手がとても臭いことを知りました。ミズクラゲやバフンウニなど沢山の発見をしました。
ここから原岡海岸へ向かい、サクラガイを探します。波打ち際で遊ぶ子ども達は、靴はびしょ濡れになっていますが、海を楽しむのにはこれくらいは必要です。海の体験と風景をたっぷりと味わった土曜学校でした。