10月のウォッチングは、秋の気配が漂う、富浦・福澤地区の絶景を探しにいきました。
頼朝伝説が残る里山、御越坂。頼朝が勝山から館山に抜ける途中、富浦の丹生から、この福澤(金尾谷村の磯草)の大きな坂を越えていったと言われています。偉い武将がお越しになった坂として、村の人たちがつけた名が御越坂だそうです。
御越坂入口でその名の由来を聞き、清水谷へ向かい山道へ。坂を登り始めると枇杷畑が続きます。農道沿いのツバキの間からは、お隣、館山市の小原地区が臨めます。遠くには海が見え、沖ノ島の姿も確認できました。
斜面のソテツ畑は手が行きとどき、農家さんが丹精していることがうかがえる風景です。
下りの帰り道を少し寄り道して脇道へ登ると、鏡が浦を臨むことのできるポイントがあります。山から眺める海の景色は、何故か感動します。参加者たちもしばらくその景色を楽しんでいました。
里地に降りると風の神様・金気神社に出ます。お参りしながら少し休憩。参加者の顔はやさしい秋の里山を堪能したようでした。