9月の土曜学校は、富浦地区の岡本城址まで、秋の道を歩きました。
澄みわたった秋の空が広がり、風も爽やか。元気倶楽部を出発した子ども達。歩く道には秋の気配がいっぱいです。「ねこじゃらし」のエノコログサを振り回しています。「ひっつき虫」のコセンダングサを見つけては友達の衣服に投げています。今の子ども達は「手榴弾」と呼んでいるようです。途中、古民家の前で長屋門の話やヒガンバナは地中海の花で、毒をさらして食用になることを聞きました。
今回は聖山側から岡本城址を目指します。枡が池では死者が眠っているかもしれないという怖い話と、城にとっても大切な井戸であることも聞きました。
少し歩いて聖山の中心だったという場所で里見義頼と梅王丸の話を聞きました。すると、旧富浦小学校の運動会応援歌を歌う子ども達がいました。「聖の山に気は澄みて、岡本川に秋たけぬ~」今日の土曜学校にピッタリです。
岡本城址に登った子ども達は、この城が海の向こう側の北条氏と戦うための「海の城」だったことを聞き、そのことがよくわかる風景を確認しに行きました。眼下に広がる富浦湾と大房岬、三浦半島を目に焼き付けてくれたでしょうか。