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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2013年2月28日
2月土曜学校・三芳延命寺で地獄と極楽を知る
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住職さんの話を真剣に聞く子ども達

2月の土曜学校は、三芳の本織地区にある延命寺に「地獄極楽絵図」を見せていただくことにしました。
山門をくぐり、本堂に入る前にみんなで手を合わせ中にあがらせていただきました。本堂の中に入ると、いつもはにぎやかな子どもたちも、この日ばかりは神妙な面持ちです。正座する姿に、たまにはこうした時間もいいものだと感じました。
昆住職さんから、延命寺は約500年前に修行のお寺として、多くの僧たちが集まったことを聞きました。虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ)という宇宙のような無限の智恵を持った菩薩が祀られています。
そして「地獄極楽絵図」のお話。人は亡くなると七日七日ごとに生まれ変わり、四十九日目には、六道(ろくどう)と呼ばれる6つの世界のどこに生まれ変わるか決められるそうです。
三途の川や針の山、血の池地獄、閻魔大王のうそを見破る鏡など、怖いお話が続きます。でも、受ける裁きは生きている時の「生き方」によって決まるそうです。極楽にいくためには、六波羅蜜(ろくはらみつ)と呼ばれる行動をすることだと、住職さんから教わりました。その教えを一所懸命、書き写している子ども達に素直さを感じました。
その6つの教え。1、人のために善いことをすること。2、約束を守ること。3、我慢すること。4、努力すること。5、静かに物を考えること。6、頭を働かせ、智恵を出すこと。
子ども達の心に静かに響いてくれることを祈っています。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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