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富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2018年11月29日
11月土曜学校・南無谷のびわ山、昔の道を歩く
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富浦と富山の境「南無谷峠」まで歩きました
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とても小さい稲郷のアーチ橋
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蜂の巣箱の上では蜂たちが飛び交っています

11月の土曜学校は、富浦・南無谷地区のびわ山を抜け、富山との境・南無谷峠まで歩きました。
南無谷の小路に入ると、イボ取り地蔵さんが祀られています。その先には汐入川が流れ、小さな橋「稲郷のアーチ橋」がかかっています。川の小魚を見つけ、山の神様に手を合わせ、びわ山に入っていきます。
びわ山といっても南無谷の山はコンクリート舗装がいきとどいています。いつもながら子ども達は元気に奥へ奥へと足を進めます。道沿いに伸びているびわの枝には白い小さな花がたくさん花を開かせていました。ほんのりとびわの花の香りが漂っていました。
途中、茶色の小さな箱が並んでいるのを発見。ミツバチの巣箱です。箱の回りにはミツバチたちが音を鳴らして飛び回っていました。
つづら折れの坂道を上ると岩の壁があらわれました。ここが獅子口と言われた場所で、昔は獅子のような形をして、とても狭かったそうです。昔の人たちがそれを削り、歩きやすくしたのが獅子口の道。富山地区の小浦へと抜ける山道です。
ここからは富浦湾、大房岬、増間島まで眺めることができます。さらに足を進め富山との境「南無谷峠」まで歩きました。この峠の周辺にはイノシシ対策のための鉄柵が作られていました。
びわの花や土の香り、川の水や飛び交う蜂、枯れ枝を踏みしめて折れる音、滑りそうな坂道、つづら折れから眺める海。子ども達が普段は歩くことのできない山道の中で、何か心に残してくれることを願い帰路につきました。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
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