トップページ > ニュース > 富浦エコミューゼ研究会 > №315ウォッチング枇杷の花咲く旧街道・獅子口の道を歩く

富浦エコミューゼ研究会 ニュース

2018年11月13日
№315ウォッチング枇杷の花咲く旧街道・獅子口の道を歩く
拡大写真
小川さんの軽快なお話に参加者も聞き入ります
拡大写真
海の見えるポイントは疲れを癒します
拡大写真
先人たちが作った道は今も活きています

11月のウォッチングは、枇杷の花が咲き始めた富浦・南無谷地区に残る旧街道「獅子口の道」を歩き、富山・小浦へ抜けました。
この日は南無谷地区の篤農家・小川さんのご協力をいただき、枇杷の栽培についてお話を伺いました。枇杷栽培は自然との闘い。気候が定まらなくなってきた近年では特に台風の影響、寒さ対策、イノシシやサルといった有害獣の対策などなど。枇杷は1年のうち5回ほど木の上で作業しなければならない重労働。
今はちょうど「花もぎ」の作業が始まる頃。今年の花付きは夏の暑さが多くの蕾をつけてくれたそうです。茶色の蕾から白い可憐な花がほころび始めています。小川さんが木に登り花もぎ作業を実演してくれました。身軽さと作業の手の速さに驚かされます。
小川さんは、「作業は大変だけど、農家にとっては楽しみでもあるんです。」と笑顔で話してくれました。
小川さんの枇杷畑をあとにし、さらに枇杷山を奥に向かいます。つづら折りを登ると富浦湾を望む景色が現れます。海の先には大房岬の姿があります。参加者の疲れも一気に癒されます。この道が獅子口と言われた道で、明治の頃まで岩井地区につながる街道として使われてきたことを、明治10年に作成された測量図で確認しました。
最後は山道を下り、小浦地区の国道へ降りてきました。登り下りの大変なコースでしたが、参加者の皆さんの顔は満足そうな笑みがこぼれていました。

次回のウォッチングは、12月8日(土)。
8時50分までに、とみうら元気倶楽部にお集まりください。
豊岡地区の尻無坂の絶景と横穴墓を訪ねウォーキングします。

【投稿者 富浦エコミューゼ研究会
▲ページの先頭に戻る