10月のウォッチングは、秋の気配が深まってきた富浦の大津、手取地区を散策しました。
スタートは花倶楽部から広域農道を歩きます。仲尾沢地区の入口の土手には、魔除けとなる「道切り」がつるされています。草鞋、刀、たわし、桟俵・・・作りかけの藁細工が並びます。
この日は、八束地区の祭礼でした。大津の熊野神社には宮司さんと氏子さんたちが祭典に集まっていました。地元の方から簡単なガイドがあり、この神社は、諏訪神社でもあり、昔、大津地区にあった立派な諏訪神社は昭和20年に倒壊してしまい、この熊野神社に合祀されたそうです。また、大津には三つの神社があり、いずれも鳥居がなく、その理由は謎だそうです。
手取地区の聖眞名子(ひじりまなこ)神社でも、氏子さんたちが祭典を行っていました。小さな神社が地域の人たちの信仰とコミュニティをつくっていることを感じさせてくれます。
お隣の日蓮宗の妙蓮寺にも参拝。行きは石階段の男坂を登り、帰りは緩やかな女坂で下ってきました。坂の途中から眺める里山の風景が心を和ませてくれます。
帰り道、青年会の若集たちが準備を終えた屋台の引き回しを始めました。地域を支える若い人たちの絆を感じます。
秋の里山散策、ほっこりとさせてくれたウォッチングとなりました。
次回のウォッチングは、11月10日(土)。
8時50分までに、とみうら元気倶楽部にお集まりください。
枇杷の花咲く南無谷地区・獅子口の道をウォーキングします。