残暑が厳しい日々の中、試験炉に火を入れました。熱源として、全て竹を使用しての2回目になります。レポートを参照。
乾燥竹を装入した試験炉を少し移動させての作業です。スタッフ確保と数日間の天気情報等を考慮しての実施です。耐火煉瓦で仕切りを作ることで、熱気がどのように竹に伝わるのか?竹の種類や形状でどのような炭になるのか?ならないのか?条件をいろいろと変えての試験ができるのが強みである。
この作業をしている時に聞いていたラジオから以下の放送が流れてきた。
「江戸時代の人口は≒3,300万人、そのエネルギィーは薪炭であった。薪炭は地方の農山村が農閑期に作られ、その収入は農業分とほぼ等しく、都市から農山村へのお金が流れていた。明治に主たるエネルギィーが石炭になると、副業はなくなり都市部に安い労働力としてヒトが流れて、農山村は貧しくなった。今は変革の時期に入り風力・太陽光での発電を蓄電する技術が農山村を変えることが可能となった。」
TBSラジオでの古賀茂明氏の発言の要旨であるが、再生可能なエネルギィーとして竹炭の可能性をこの視点から見直すと更に面白いと感じました。次回でも展開します。