竹は古来、この地で生活の道具や食材などで活用されてきた素材です。そして、その成長速度から「再生可能なバイオ」として注目されています。この地域には竹の種類・量ともに豊富であることから、産業としても成立していました。それが石油製品や海外製品の価格攻勢の中で「衰退の道」を辿っています。
しかし、時代の流れは「本物指向」「手仕事」「天然素材」へと舵を向けつつあると思います。
求めているのは「使い捨てのモノ」ではなく「自分や顔の見えるヒトが関わったモノガタリ」だと思います。景品で貰ったプラスチックのうちわの風と竹のしなやかな動きから生み出される風は違う!とこの日のコーディネータの青木氏は述べています。
里山での生活は、超高齢化社会と大災害多発時代でのライフスタイルとして定着すると思います。ゆっくりと、そしてじっくりと時間が流れる「ほどよい地域」それがこの地域であることを実感した集いでした。