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あわコットンクラブ ニュース

2011年11月3日
もっと知りたい安房の海のこと vol.2
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ワークショップ「浮きガラスを包む」の様子

10月29日、千倉町千田の東安房漁業組合、漁村センターで、
秋の海の講演とワークショップが開催されました。

漁師網の技法で、昨年からハンモックを制作しているあわコットンクラブですが、
東日本大震災で被災した気仙沼の漁師さんが作った、
「漁師のハンモック」も、一緒に展示しました。
つい先日、気仙沼の仮設住宅から届きました。
漁師の方々も、こんなふうに仕事に復帰するのに努力しています。
私たちも応援します。
このハンモックの網目は、この日私たちが学ぶ浮きガラスを包んでいる網目と同じでした。

講演「海を渡ったアワビ漁」
講演には、この歴史に関わる人々の関係者や、
小谷仲治郎氏の菩提寺、長性寺のご住職も参加されました。
お話し下さった元漁師だった鈴木政和氏ならではの詳細な調査に、
地元ばかりでなく、遠くから参加された方も、
興味深くじっと聞き入っていらっしゃいました。
このような歴史が展開された背景には、
美しい自然があり、改めて、
豊かな森と海を守る重要性に気づかされた講演となりました。

ワークショップ「浮きガラスを包む」
ワークショップの講師を務めて下さったのは、
マグロの縄網漁(なあ船)をしていらっしゃった元漁師、石井勝氏です。
この技法を今でもできる方は、もうわずかになってしまいました。
あわコットンクラブとしては、何としても房州の方達に学んで頂きたい技法のひとつです。
石井さんの丁寧な説明で、2時間のワークショップ時間で、
みなさん、何とか小さなガラスの浮き球を包むことができました。
遠くからいらして下さった方、ありがとうございます。

房州の海風を、少し感じていただけましたか。

【投稿者 あわコットンクラブ awa-cotton-club@excite.co.jp
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