10年6月21日
料理コンテスト入賞作品をお披露目
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 6月20日(日)和田コミニティセンターにて鯨食文化研究会おかみさんの会による鯨料理を楽しむ会が開催されました。この日は悪天候のためつち鯨の初漁は行われませんでしたが、鯨の新作料理が披露されるということで会場には多くのお客様が訪れました。

 鯨料理を楽しむ前に、来場したお客様の前で安房拓心高校の生徒による鯨の新レシピの紹介が行われました。紹介されたレシピは、南房総食材を使った料理コンテスト(南房総市地産地消運動2009)で審査員特別賞を受賞した2作品「だんらんくじらパーティー」と「だんらんくじら」。

 だんらんくじらパーティーは玉ねぎや生姜、にんにくでくじら独特の臭みを消した2つのタレにそれぞれ漬け込み、衣をつけてあげたもの。だんらんくじらは特製のキムチタレに漬け込んで、キムチのタレをくじらの間に挟みこみ、衣をつけてあげたもの。どちらも料理コンテストで紹介したレシピとともにお客様に披露され高評価。発表が終わった後は、生徒たちが会場を回り、料理の作り方等の質問に答えていました。

 安房拓心高校がある南房総市和田浦は特産のつち鯨の水揚げがある。意外にこのつち鯨が獲れることが知られていなかったり、食べてみると鯨独特の臭みが苦手な人も多い。今回のレシピはつち鯨の臭みをとり、大人から子供までおいしく食べられるように考案したとのこと。多くの人に特産物のつち鯨を食べてもらいたいと高校生が工夫を凝らした一品をぜひお試しください。



■□■だんらんくじらパーティー(2人前)■□■
くじらの肉150g
≪調味料A≫ 生姜大さじ1、にんにく大さじ1、しょう油大さじ4、ごま油大さじ2
≪調味料B≫ 玉ねぎ1/2個、生姜小さじ1、にんにく小さじ1、砂糖大さじ4、しょう油大さじ4
小麦粉・卵・パン粉適量
@にんにく・生姜・玉ねぎはすりおろす。
AA・Bの調味料をそれぞれ一つのバットに入れ、混ぜ合わせる。
Bくじらの肉を適当な厚さに切り開く。
C混ぜ合わせて作ったA、Bそれぞれの調味料の中にBのくじらの肉をつける。約40分つけておく。
D約40分たったら肉を取り出し、衣(小麦粉・卵・パン粉)をつけて、油で揚げる。
E火がはいり、浮いてきたらよく油をきり、皿に盛り付けて出来上がり。

■□■だんらんくじら(2人前)■□■
くじらの肉150g
≪キムチタレ≫ にんにく3片、唐辛子(キムチ用)1/4カップ、りんご1/8個、おもゆ30g(もち米25g)、煮出し汁40ml(煮干50g)、ねぎ1/3本、にら1/5束、生姜40g、しょう油大さじ1、砂糖大さじ1、塩小さじ1
小麦粉・卵・パン粉適量
ブロッコリー・レモン適量
@にんにく、しょうが、りんごはすりおろす。おもゆはもち米25gを煮たものを使用する。煮出汁は50gの煮干しをぐずぐず煮込んだものをこして使用する。ねぎは5cmの千切りにし、にらは5cmに切る。
Aキムチの調味料をあわせる。一晩ねかせる。
Bくじらの肉を適当な厚さに切り、ねかせたキムチの中に入れ、約40分間つける。
C約40分つけたら、くじらの肉を2つに折り、まん中にキムチを適量入れ、はさんで、まわりに少しキムチをつける。
DCに衣(小麦粉、溶き卵、パン粉)をつけて、適温になった油で揚げる。
E火が通り、浮いてきたら、よく油をきり、皿に盛る。塩ゆでしたブロッコリーなどを添えて出来上がり。

【地産地消の部屋】

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