17年2月21日
2/4 市民環境学習会の実施報告
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2月4日(土)千倉保健センター機能訓練室に於いて、南房総市環境保全課と南房総エコネットの共催による平成28年度市民環境学習会が「今、環境のために私たちがすべきこと」のテーマで開催された。参加者は43名。
まず、南房総エコネットが8年前から続けている市内主要河川の水質調査の結果報告をしました。本調査は、市内河川の水質調査を実施することにより、会員及び市民がきれいな水についての知識を共有し、川の水質保全を通して自然環境を守り、改善する意識を育むことを目的に、長尾川(白浜)、瀬戸川(千倉)、川尻川(千倉)、丸山川(丸山)、三原川(和田)、平久里川(三芳)、岡本川(富浦)、岩井川(富山)の8河川、それぞれの川の上流、下流、計18カ所、市内すべての地区を網羅する形で行い、今回は昨年2・5・8月・11月に実施した調査の結果を報告した。
それによると、
・丸山川上流以外は化学的酸素要求量、アンモニウム態窒素、リン酸態リンが多くの川で中流域または下流域、特に丸山川下流、三原川、岡本川は汚れが目立つ。
・上・下流の差は、丸山川以外はあまりない。
・季節の差は、2・11月より 5・8月がやや大きい。
ということが判かり、市内のすべての川で蛍が飛び交うような清流になるように、みんなで力を合わせたいと訴えた。
続いて、環境パートナップちばの小倉久子さんによる講演が行われた。
演題は「地球温暖化と私たちの暮らし−地球温暖化について、一緒に考えましょう」で、はじめに「2050年9月23日の天気予報」のビデオの上映があった。その内容は、IPCCの報告に基づく、地球温暖化の影響をわかりやすく解説したもので、このままでは、2050年に地球表面の平均気温が産業革命時より4度上昇して、お彼岸になっても猛暑日が続くことや、スーパー台風の来襲、珊瑚礁の白化、海面上昇、食糧難、等のさまざま影響が生じて、紛争や難民が増えると警告している。
これを受けて、「IPCCって、なんだ?」「地球温暖化についての、これまでの世界の動き」「パリ協定で決まった主なこと」「各国の削減宣言、わが日本は?」「地球温暖化をどのように食い止めるのか−緩和策と適応策−」「地球温暖化の関する国内対策」と話が進み、さらに千葉県の取り組みを紹介された後、では私たちは?と問いかけられた。参加者から各自の取り組みが発表され、結論としては「私たちの暮らし方を見直すこと」ではないかと締めくくられました。
終わって寄せられたアンケートによると、今回の学習会について、「地元の川が汚染されていることがわかった」「毎日の暮らし方を見直すのは大切だと実感した」など、お役立ち度、満足度に高い評価が得られた。
【南房総エコネット】
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