11年12月21日
鯨食文化研究会おかみさんの会が受賞
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フード・アクションニッポン アワード2011で部門最優秀賞

食料自給率向上に向けた国民運動「フード・アクション・ニッポン アワード2011」にて、「和田浦くじら食文化研究会 おかみさんの会」が応募した「鯨食文化の継承と地元食材を活かした地域づくり」が応募数1,000余件の中から「コミュニケーション・啓発部門」にて「最優秀賞」を受賞し、12月16日(金)に南房総市役所で石井市長に受賞を報告した。

おかみさんの会は、市内の飲食店の女将さんたちが中心となって現在12店舗が参加し、「くじら料理と月見の会」などのイベント開催や、地元小中学校での料理実習教室などを通じ、鯨漁の歴史や食文化を継承・普及啓発して地域活性化を図る取り組みが高く評価された。おかみさんの会の櫟原会長は、「今回の受賞を契機に、南房総伝統の鯨食文化を全国に発信していきたい」と報告を行った。
 
南房総市では、「フードリゾート南房総」をスローガンに掲げ、地元野菜の集荷拠点施設整備などの流通支援をはじめ、料理コンテストによる地域食材の普及、学校給食の完全米飯化など、積極的に地産地消に向けた取り組みを行っており、宿泊施設や飲食店では、「なめろう」や「房州海老(房総産イセエビ)」などによるキャンペーンなど、地産地消に積極的に取り組んでいる。

「フード・アクション・ニッポン アワード」とは、食料自給率向上に向けた国民運動「フード・アクション・ニッポン」の展開の一環として創設され、食料自給率向上に寄与する事業者・団体の取り組みを一般から広く募集し、優れた取り組みを表彰することにより、食料自給率向上に向けた活動を広く社会に浸透させ、未来の子供たちが安心しておいしく食べていける社会の実現を目指している。

なお、大賞は、三重県の全寮制農業高校、「学校法人 愛農学園農業高等学校」。4部門(プロダクト部門/製造・流通・システム部門/コミュニケーション・啓発部門/研究開発・新技術部門)それぞれで、「エースコック株式会社」(大阪府)、「株式会社 セブン・ミールサービス」(東京都)、「和田浦くじら食文化研究会 おかみさんの会」(千葉県)、「国立大学法人 東京海洋大学」(東京都)が最優秀賞を授賞した。
今年度は全部で全国の事業者・団体等から1,025件もの応募があり、審査委員会による厳正なる審査を経て大賞1件、部門最優秀賞4件ほか、228件が入賞。


【地産地消の部屋】

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