22年11月12日
盛況!上方落語と江戸落語
去る10月29日。南房総市のとみうら元気倶楽部さざなみホールにて年間最大のイベント「南房総プレミアム寄席」が開催されました。
「上方落語と江戸落語 その魅力」と銘打ちまして、江戸落語のプロとして、我が師匠三遊亭円窓師匠の実子でいらっしゃる三遊亭窓輝様と、上方落語のプロとして林家竹丸様をお招きし、上方落語と江戸落語の競演というコンセプトで開催されました。
初の有料開催でしたが、チケットは早々と売り切れ、会場は満員札止めの盛況となりました。感謝申し上げます。
因みに窓輝様は、千公・夢学の師匠であります圓窓師匠の実の息子様、竹丸様はプロジェクトのメンバー千桃さんの高校時代の同級生のよしみでお呼びすることができました。
開演に先立ちまして前座を4席。
開口一番は高校生の夕和さんの「桃太郎」。続きまして上方落語、江戸落語の向こうを張って?四九八九さんと夢学さんの安房落語「名主どんと男たち」「勘解由どんの猫」と千公の房州講談「伏姫の最期」を披露しました。
さて開演となりまして、次の番組で進められました。
上方落語「時うどん」竹丸
※江戸落語「時そば」の原型で「時そば」よりシンプルです。
江戸落語「ぞろぞろ」窓輝
※円窓師匠が国語の教科書に執筆した演目で、多くの子供たちが習っている演目です。
座談会「上方落語と江戸落語の魅力」
※お二人に上方落語と江戸渡落語それぞれの違いと魅力について語っていただきました。
中入りを経て
上方落語「餅屋問答」竹丸
※江戸落語「蒟蒻問答」が上方に伝えられた演目と言われています。仕草がポイントです。
そしてトリは
江戸落語「ねずみ」
※左甚五郎ものの人情噺。因みに円窓師匠の創作落語には、「叩き蟹」という甚五郎ものの名作があります。
満席のお客様は、全編を通して上方落語と江戸渡落語それぞれの魅力や、落語そのものに共通する面白さを存分に楽しむことができたようです。
お二人によると、上方落語と江戸落語の聞き比べはなかなか実現できない夢の企画とのことでした。それが、ここ南房総の地で実現したことはまさに画期的な快挙と言えましょう。
竹丸様、窓輝様には改めて深く御礼申し上げます。
毎月大きなイベントを手掛けて参りました南房総三龍亭ですが、年末までは各地の小さな出前寄席で地道に活動をしてまいります。
そして新年1月14日には、千倉保健センターで、3回目となります好評のイベントであります「新春ちくら大漁寄席」が開かれます。概要は決定し次第お知らせいたします。
【南房総三龍亭】
1.ニュース一覧へ
0.団体ページへ戻る
(C)南房総市